これってヘルペス?ヘルペスの症状と予防法、治療薬を徹底解説

ヘルペスとは

ヘルペスとは、「単純ヘルペスウイルス」というウイルスによって起こる病気です。
口周りに感染する「口唇ヘルペス」と、性器に感染する「性器ヘルペス」の2つがあります。
どちらも水ぶくれの症状が出て、再発しやすいことが特徴的です。

このページでは、主に性器ヘルペスの症状や治療薬を紹介します。
ヘルペスの疑いが強い方は、ぜひ参考にしてください。

ヘルペスの種類と症状

ヘルペスは、ウイルスが感染する箇所によって口唇ヘルペスと性器ヘルペスに分かれます。
次の項目では、両者の詳しい症状や予防法を解説します。

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスは、唇や口の周りに水ぶくれなどが出る感染症です。
主に単純1型ヘルペスウイルスの1型が原因で起こります。
子どもの頃に感染する場合が多い病気ですが、大人になってから感染する場合もあります。

口唇ヘルペスの症状は以下の通りです。

・ピリピリ、チクチクする
・赤く腫れる
・水ぶくれができる

初めて感染した際は無症状の場合がほとんどですが、逆に発熱を起こすなど重い症状が出る場合もあります。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、性器や性器周辺に水ぶくれなどが起きる病気です。
主に単純ヘルペスウイルスの2型が原因となって起こります。
しかし、現在ではオーラルセックスが一般化しているため、1型が性器ヘルペスを引き起こすことも少なくありません。

ヘルペスに感染すると、2日~10日間の潜伏期間を経て以下の症状が出ます。

■男性
・痛みを伴う水ぶくれ
・倦怠感や発熱
・太もものリンパ節の腫れ

■女性
・痛みを伴う水ぶくれ
・排尿時の強い痛み
・倦怠感や発熱
・太もものリンパ節の腫れ
・頻尿

初めて感染した場合は、症状が強いことが多いです。
特に女性は、排尿や歩行ができないほどの強い痛みを感じる場合もあります。

再発時は症状が軽い場合が多く、主な症状は痛みのない水ぶくれです。
症状が起きるきっかけは免疫力が下がることで、特に女性は生理の度に再発してしまう場合もあります。
再発時はウイルスの感染力も高いため、性行為や接触は控えることをおすすめします。

ヘルペスの感染予防方法

ヘルペスは、感染した場所に触れることで感染します。
また、ウイルスの付いた手で物に触ると、ウイルスが物に移って感染の原因になります。
水ぶくれなどの症状が出ていない時でも、感染の可能性があるため注意が必要です。

さらに、一度ヘルペスに感染すると完全にウイルスを排除することはできません。
再発時も感染の可能性があるため、身近な人にうつしてしまう可能性もあります。

ヘルペスの予防方法は以下の通りです。

・不特定多数の人と性行為をしない
・最初から最後までコンドームをする
・食器やタオルを共有しない
・患部を触った手で人や物に触らない
・免疫力が下がらないように体調管理をする

コンドームは効果的な予防法ですが、覆われていない部分が感染している場合は予防力がありません。
感染者は感染率を下げるためにも、再発しないよう体調管理をしっかりしましょう。

ヘルペスの治療薬

ヘルペスの治療薬は、通販でも入手できます。
通販といっても個人輸入という海外から輸入する方法です。
ここでは「病院は苦手」「恥ずかしい」という方に向けて、通販でも買える治療薬を紹介します。

バルトレックス(バラシクロビル)

バルトレックスは、グラクソ・スミスクライン株式会社が開発した薬です。
1日5回服用するゾビラックスに対し、バルトレックスは1日3回の服用で済みます。
有効成分がより吸収されやすくなるよう改良されたため、服用回数も少なく済むのです。

バルトレックスの通販価格は以下の通りです。

・1箱42錠入り(1錠500mg):6,650円
・1箱21錠入り(1錠1000mg):5,700円

ゾビラックス(アシクロビル)

ゾビラックスは、グラクソ・スミスクライン株式会社が開発した薬です。
ヘルペスの代表的な薬で、安全性が高く副作用も少ないとされています。

ゾビラックスの通販価格は以下の通りです。

・1箱25錠入り(1錠200mg):約2,100円~3,480円
・1箱50錠入り(1錠400mg):約6,300円~6,980円
・1箱25錠入り(1錠800mg):約6,300円~6,980円

ファムビル(ファムシクロビル)

ファムビルは、マルホ株式会社が開発した薬です。
日本では口唇ヘルペスの薬としか認められていませんが、海外では性器ヘルペスの薬として利用されています。

ファムビルは日本製の薬のため、通販では購入できません。
ここでは、ファムビルと同じ効果をもつジェネリック医薬品の価格を紹介します。

1箱12錠入り(1錠250mg):約2,850円~3,800円

まとめ

ヘルペスは、一度感染すると完治できない病気です。
再発を繰り返しやすく、特に女性は生理の度に再発する場合もあります。

また、ヘルペスは感染力が強く、症状がない場合でも感染する場合があります。
コンドームをする、物を共有しないなどの予防を行い、「感染しない、させない」を心がけましょう。

感染の可能性がある場合は、早期治療が重要です。
感染の疑いがある性行為をした場合などは、無症状でも検査することをおすすめします。

なかには、「誰にも知られたくない」「恥ずかしい」という理由で病院を避けたい方もいるでしょう。
そんな方も、個人輸入による通販を利用すれば、自宅にいながら治療薬を入手できます。
まずは検査をして、早期治療に努めましょう。