クラミジアってどんな病気?症状や治療薬を紹介します

クラミジアとは

クラミジアは性病の1つで、性病の中でも特に感染者が多い病気です。
症状が出ない場合が多いため、気づかないうちに病状が進行している怖い病気でもあります。

ここでは、クラミジアの症状や治療薬などを紹介します。
クラミジアについて知りたい方や、治療薬が欲しい方は、ぜひ参考にしてください。

クラミジアの種類と症状

クラミジアは、「クラミジア・トラコマチス」という病原菌によって起こる病気です。
この病原菌が感染する部位によって、症状や名称が変化します。
詳しい症状については、次の項目でみていきましょう。

クラミジア性子宮頚管炎

クラミジアが子宮に感染した場合は、クラミジア性子宮頚管炎といいます。
クラミジア子宮頚管炎は、感染して1~3週間ほどで以下のような症状が出ます。

・おりものの増加
・不正出血
・生理痛に似た下腹部の痛み
・性交時の痛み

これらの症状はほとんどない、または出ても軽度な場合が多く、気づかないことが多いです。
そのため、知らぬ間に感染を広げてしまったり、病状が進行していたりするのです。

病状が進行すると、卵巣などが炎症を起こして様々な症状を引き起こします。
また、不妊症の原因にもなってしまいます。

クラミジア咽頭感染症

クラミジア咽頭感染症とは、クラミジアがのどに感染した場合を指します。
感染経路は、感染者とのオーラルセックスです。
キスやコップの回し飲みでうつることはほとんどないですが、可能性は0ではありません。

クラミジア咽頭感染症は、感染して1~3週間ほどで以下のような症状が出ます。

・のどの痛み、腫れ
・痰(たん)が増える
・発熱
・せき

のどに感染した場合は、ほとんどが無症状です。
もし症状が出たとしても、風邪と似ているため自分で気づくことは難しいでしょう。
そのため、不特定多数の相手と性行為をした場合など、思い当たる節がある方は、一度検査してみることをおすすめします。

クラミジア性尿道炎

クラミジア性尿道炎とは、クラミジアが尿道に感染した場合を指します。
クラミジアに感染して、1~3週間ほどで以下のような症状が出ます。

・排尿時の軽い痛み
・尿道のかゆみや不快感
・精巣の上部が腫れる
・透明~乳白色のさらさらした膿(うみ)が出る

症状は性病の一つである「淋病」と似ていますが、クラミジアの方が軽度な症状ばかりです。
加えて無症状の場合も多いため、気づかずに放置してしまうことも少なくありません。

そのまま放置すると、前立腺や精巣の上部が炎症を起こす可能性もあります。
また、男性不妊の原因になるおそれもあります。

クラミジアの感染ルート

クラミジアの感染ルートは以下の3点です。

・性行為(セックス、オーラルセックス、アナルセックス)
・ディープキス
・母親から感染

特に感染しやすいのは、不特定多数の相手と性行為している方や、避妊具を使わない方です。
また、妊婦が感染している場合、出産時に子どもへ感染させてしまう可能性があります。

クラミジアの治療薬

クラミジアは、薬を服用することで治療します。
その治療薬は、基本的に病院で診察を受けなければ入手できません。

しかし、海外から輸入する「個人輸入」という方法であれば、通販のように入手できます。
Amazonや楽天などでは入手できませんが、個人輸入の代行サイトを利用することで簡単に手に入るのです。

ここでは、通販でも入手できる主な治療薬を4種類紹介します。
それぞれの特徴を知って、薬を選ぶ際の参考にしてください。

ジスロマック(アジスロマイシン)

ジスロマック(主成分:アジスロマイシン)は、アメリカのファイザー社が開発した薬です。
アレルギー性や副作用が少ないため、安心して使用できる点が特徴です。

ジスロマックは、1回飲めば1週間効果が持続します。
毎日飲む必要がある他の治療薬と違い、非常に飲みやすい薬です。

ジスロマックを通販で購入する際の価格は、以下の通りです。

・1箱6錠入り(250mg):約3,000円
・1箱3錠入り(500mg):約3,000~4,000円

クラビット(レボフロキサシン)

クラビット(主成分:レボフロキサシン)は、日本の第一三共株式会社が開発した薬です。
その特徴は、クラミジアだけでなく淋病にも効果があることです。

クラビットは、日本製の薬のため通販では購入できません。
クラビットと同じ効果を持つジェネリック医薬品は、およそ以下の価格で販売されています。

・1箱100錠入り(1錠250mg):約3,000円
・1箱10錠入り(1錠250mg):約1,000円
・1箱10錠入り(1錠500mg):約1,500円~1,800円

ミノマイシン(ミノサイクリン)

ミノマイシン(主成分:ミノサイクリン)は、アメリカのファイザー社が開発した薬です。
妊娠中、授乳中の方は胎児に影響が出るため、薬を使用する際は注意が必要です。
また、特に高齢の方は副作用が出やすいとされています。

ミノマイシンを通販で購入する際の価格は、以下の通りです。

・1箱4錠入り(1錠100mg):約2,900円
・1箱96錠入り(1錠100mg):約18,000円~20,000円

クラリス(クラリスロマイシン)

クラリス(主成分:クラリスロマイシン)は、日本の大正製薬が開発した薬です。
副作用が少ない薬のため、安心・安全に使用できるでしょう。

クラリスは日本製の薬のため、通販では購入できません。
ここでは、クラリスのジェネリック医薬品である「ゾクラー」の価格を紹介します。

・1箱12錠入り(1錠250mg):約2,700円
・1箱8錠入り(1錠500mg):約2,700円~3,000円

まとめ

クラミジアを始めとする性病は、人によっては「恥ずかしい」「人に知られたくない」というデリケートな病気です。
ただし、放置すると病状が悪化してさらに重症になるおそれもあるため、早めに行動することが大事です。

特にクラミジアは、症状が出ずに気付きにくいという特徴があります。
パートナーにうつしてしまう可能性もあるため、思い当たる節がある際は、すぐに検査を受けましょう。

クラミジアに感染していると分かってしまえば、あとは治療するのみです。
病院で薬をもらうことに抵抗がある方は、通販でも治療薬を購入できます。
まずは自分の状態を知って、早め早めの治療を心がけましょう。