コンジローマとは?コンジローマの症状や感染経路、治療薬を解説します

コンジローマとは

コンジローマとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスによって起こる感染症です。
コンジローマは主に性行為によって感染する病気で、性器にイボができることが特徴です。

コンジローマの症状

コンジローマの症状は、男女ともにイボができるというものです。
イボの形や大きさはさまざまですが、ニワトリのトサカのような形をしていることがあります。
ほとんどの場合でかゆみや痛みはなく、放置するとイボが大きくなり、数も増えていきます。

なお、感染部位は以下の通りです。

■男性
・性器(陰嚢、亀頭、陰茎)
・肛門
■女性
・性器(小陰唇、大陰唇)
・膣内
・肛門

コンジローマの潜伏期間は約3週間~8か月のため、感染してもなかなか症状が現れません。
そのため、いつ誰から感染したのか特定するのは難しいとされています。
潜伏期間の間に自分も感染を広げている可能性もあるため、コンジローマの感染がわかったらパートナーにも検査を勧めましょう。

コンジローマの症状感染ルート

コンジローマの主な感染経路は性行為によるものです。
性行為(アナルセックスやオーラルセックスを含む)によって、皮膚や粘膜の傷口から感染します。
そのため、不特定多数の人と性行為をしている方は、より感染しやすいでしょう。

その他にも、まれにトイレや風呂などでも感染する場合もあります。
また、妊婦が感染している場合は胎児に感染させてしまうおそれもあります。

コンジローマの治療方法

コンジローマの治療方法は、イボを取る治療とイボに薬を塗る治療があります。
治療法にはいくつか種類があるため、それぞれの方法や特徴などを紹介します。

薬を塗る

塗り薬を使用する治療法では、「イミキモドクリーム」という薬を使用します。
その方法は、イボにクリームを塗り、10時間以内に石鹸で薬を洗い流すというものです。
これを週3日、1日おきに続けます。

塗り薬のメリットは、傷跡が残らず再発しにくいことです。
ただし、膣内や腸内などの粘膜には使用できません。
また、ゆっくり効いていくので、完治には8週間~16週間ほど必要です。
再発しにくく綺麗になおりますが、時間がかかり根気のいる方法といえます。

冷凍凝固法

冷凍凝固法は、イボを凍結させる治療法です。
-196度の液体窒素を使用し、患部を冷たいやけどにさせてウイルスを殺します。
冷凍凝固法は局所的なイボだけでなく、広範囲のイボにも適しています。
さらにイボを切ることはないため、麻酔や出血がなく簡単な方法です。

ただしこの治療法は何度か行わなければならないため、通院の必要があります。
イボの状態や数にもよりますが、1週間~2週間に一度の通院を、数週間から数年間続けることとなるでしょう。

また、低温やけどにするため、治療した後数日間は多少の痛みがあります。
その他に水ぶくれができる可能性もあります。
ウイルスが潜伏している場合は再発の可能性もあるため、治療後は3ヶ月ほど様子を見た方が良いでしょう。

レーザー・電気メス

コンジローマの治療法には、レーザーや電気メスでイボを取り除く方法もあります。

レーザーの治療法は、レーザーを患部にあててイボを蒸発させる方法です。
部分的な麻酔をするため、施術中痛みはありません。
また、レーザーは比較的傷跡が残りにくいとされています。

電気メスも麻酔をしてから施術を行います。
高熱になった電気メスによって、イボを焼き切るという方法です。
ただしイボ周辺も広く焼かなければいけないため、傷跡が残る可能性があります。

どちらも数回で終わる優れた方法ですが、再発の可能性が高い方法です。
イボを取り除き治ったように見えても、ウイルスが違う場所に潜んでいる可能性があるためです。
3ヶ月以内に約25%の人が再発するといわれているため、施術後3カ月以内は様子を見ましょう。

外科的切除

外科的切除法は、局所麻酔をしてイボを取り除く方法です。
リング鉗子(かんし)という器具を使用し、イボを深い部分から切り取ります。
出血する場合があるため、切除したあとは電気メスで止血する必要があります。
イボが少ない場合は、1~2週間で傷跡も残らずきれいに回復するでしょう。

外科的切除法は比較的短時間で終わるため、イボが大きい場合、早く取り除きたい場合は有効な方法です。
また、妊娠中の女性にも適しているでしょう。

ただし、再発の可能性があるため、施術後の3カ月以内は様子を見ることをおすすめします。

コンジローマの治療薬

コンジローマの治療薬は、病院へ行かなければ入手できません。
ただし、個人輸入という方法であれば通販のように薬を入手できます。
ここでは、通販で買える治療薬を紹介します。

アルダラクリーム(イミキモド)

アルダラクリームは、スウェーデンのメダファーマ社が開発した薬です。
日本で販売されているイミキモドクリーム(ベセルナクリーム)と同じ成分が含まれています。

アルダラクリームは直接イボに塗る塗り薬です。
週3回1日おきに使用し、使用後は10時間以内に石鹸で薬を洗い流します。
副作用として、皮膚に赤い発疹やただれなどが見られることがあります。
また、膣内や腸内などの粘膜には使用できないため、注意が必要です。

通販でアルダラクリームを購入する際は、およそ以下の価格で購入できます。

1箱12袋入り(1錠250mg):約9,400円~10,800円

まとめ

コンジローマは、イボができることが特徴的な性感染症です。
症状が出にくい他の性感染症に比べると、比較的気づきやすい病気ともいえます。
ただし潜伏期間が長く、気づかないうちに感染を広げてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

コンジローマは、イボを取り除くか薬を塗ることで治療できます。
イボを取り除く場合は、必ず病院へ行って施術を受ける必要があります。
ただし、「病院へ行くのは面倒」「誰かに知られるかもしれない」などの理由で病院を避けたい方もいるでしょう。

そんな方は、個人輸入で塗り薬を購入することをおすすめします。
輸入代行サイトを利用すれば、通常の通販のように薬が入手できます。
重要なのは早めに治療すること。
感染がわかったら、できるだけ早期治療に努めましょう。