知っておきたい!性病(性感染症)の種類や入手方法を解説します

性病・性感染症とは

性病・性感染症とは、性行為によって感染する病気のことです。
性病といえば「エイズ(HIV)」が有名ですが、他にも多くの病気があります。

ここでは、性病の種類や治療薬の入手方法を紹介します。
「この症状ってもしかして…」と感じたら、ぜひこのページで確認してみてください。

性病の種類

一口に性病といっても、様々な種類の病気があります。
なかには症状がなく気づきにくいものや、性行為をしなくても感染するものもあります。
次の項目で、主な性病を紹介します。

クラミジア

クラミジアとは、「クラミジア・トラコマチス」という病原菌に感染して起こる病気です。
クラミジアは感染者が多く、なかでも高校生などの若い人に多いとされています。

主な感染経路は性行為によるものです。
性行為の方法によっては、性器以外に直腸やのどに感染することもあります。

さらに、クラミジアは感染する部位によって、以下のように呼び方や症状が変わります。

■クラミジア性尿道炎(尿道への感染)
・軽い排尿痛
・膿(うみ)が出る
など

■クラミジア性子宮頚管炎(子宮への感染)
・おりものの増加
・下腹部の痛み
など

■クラミジア咽頭感染症(のどへの感染)
・のどの痛み、腫れ
など

クラミジアは症状が出ない場合がほとんどで、気づかない内にうつしてしまう可能性が高い病気です。

淋病

淋病とは、「淋菌」という病原菌に感染して起こる病気です。
クラミジアと症状が似ていますが、男性で尿道に感染した場合は、強い排尿痛と膿が出ることが特徴です。
一方で、女性の場合は症状が出ないことが多いとされています。

主な感染経路は性行為によるものです。
性行為の方法によっては、性器以外に直腸やのどに感染することもあります。

淋病の症状は、男女で以下のように異なります。

■男性
・強い排尿痛
・粘り気のある膿が出る
・尿道のかゆみや不快感
など

■女性
・おりものの増加
・下腹部の痛み
など

また、のどに感染した場合は、男女共通で稀にのどの痛みや腫れが起きます。

梅毒

梅毒とは、「梅毒トレポネーマ」という病原体に感染して起こる病気です。
梅毒の特徴は、性器だけでなく全身の皮膚にも症状が出ることです。
性行為以外にも、口に感染している場合はキスやコップの使いまわしでも感染します。

梅毒の症状は、経過とともに変化します。

■第1期(感染後3週間)
感染箇所にしこりができる、足の付け根が腫れる

■第2期(感染後3か月)
全身にピンク色の発疹が現れる、リンパ節が腫れるなど

■潜伏期
なし

■第3期(感染後3年)
稀にゴムのようなしこりができる

■第4期(感染後10年以降)
心臓、神経などに重い障害が出る

症状を第4期まで放置すると、最悪の場合死に至ります。
医療の進んだ現在では非常に稀ですが、早めに治療を受けることが重要です。

ヘルペス

ヘルペスとは、「単純ヘルペスウイルス」というウイルスにに感染して起こる病気です。
このウイルスには1型と2型があり、1型は唇に、2型は性器に感染するといわれてきました。
しかし現在ではオーラルセックスが一般化したため、この区別はなくなってきています。

主な感染場所は性器や唇、のどですが、他にも指やお尻など体のあちこちに感染します。

ヘルペスの主な症状は水ぶくれです。
この水ぶくれは、しばらくすると潰れてただれた状態になります。
ウイルスが性器に感染した場合、特に女性は強い排尿痛が見られます。
しかし、初めてヘルペスに感染した際は、ほとんどの場合が無症状です。

ヘルペスは、一度感染したら完治できない病気です。
疲れやストレスなどで再発しやすく、その際は塗り薬などを使用して症状を抑えます。

トリコモナス

トリコモナスは、「膣トリコモナス」という寄生虫によって起こる病気です。
主に性行為によって感染しますが、下着やタオル、便器、風呂を通じて感染することもあります。
そのため、性交経験のない方や幼児にも感染するおそれがあります。
また、女性で妊娠中の方は通常より抵抗力が弱いため、感染する可能性が高いです。

トリコモナスの症状は、男女で以下のように異なります。

■男性
・尿道のかゆみ
・排尿、射精時の軽い痛み
など

■女性
・臭いが強く、あわ状で黄緑色のおりもの
・膣の痛み、かゆみ
・性交時や排尿時の不快感
など

特に男性は症状が出ないことが多く、気づかぬ内に感染を広げてしまう可能性もあります。

コンジローマ

コンジローマとは、「ヒトパピローマウイルス」というウイルスに感染して起こる病気です。
主な感染経路は性行為で、性器や肛門に感染します。

コンジローマにかかると、ピンク色か茶色のイボができます。
イボはニワトリのトサカ(カリフラワー)、または乳頭のような形をしていることが特徴的です。
このイボは、病状が進行すると大きくなったり増えたりします。

コンジローマは、塗り薬を塗るかイボを取り除くことで改善します。
ただしイボがなくなっても、その周辺にウイルスが隠れているかもしれません。
コンジローマは治療後3カ月以内に約25%の人が再発するといわれており、しばらくは様子を見ることが大切です。

カンジダ

カンジダは、カンジダ属の真菌(カビ)に感染して起こる病気です。
このカンジダ菌は、健康であっても皮膚や口、膣に常に存在しています。
健康であれば問題ありませんが、風邪や疲労などで免疫力が下がると菌が繁殖して発症します。
そのため、カンジダは性行為による他人からの感染だけでなく、自ら発症することも多い病気です。

カンジダは、性器以外にも体のあらゆる部位に感染しやすい病気です。
ここでは、性器に感染した場合の症状を紹介します。

■男性
・亀頭のかゆみやただれ
・亀頭が赤くなり白いカスがでる
など

■女性
・性器周辺の痛み、かゆみ
・ヨーグルト状のおりもの
・排尿時や性交時の痛み
など

カンジダは免疫力が下がると再発しやすくなるため、一度治っても健康的な生活を心がけることが大切です。

アメーバ赤痢

アメーバ赤痢とは、「赤痢アメーバ」という寄生虫に感染して起こる病気です。
アメーバ赤痢は、感染する部位によって名称や症状が変わります。
1つは大腸に感染する「腸アメーバ症」、もう1つはそれ以外の臓器に感染する「腸外アメーバ症」です。
主な感染経路は性行為によるもので、肛門を舐める行為によって感染します。

アメーバ赤痢の症状は以下の通りです。

■腸アメーバ症(大腸)
・下痢や便秘
・粘血便(血液と粘膜が混ざったゼリーのような便)
・下腹部の痛み
など

■腸外アメーバ症(大腸以外の臓器、主に肝臓)
・発熱
・発汗
・上腹部の痛み
など

また、どちらにも共通する症状として、頻繁に便意をもよおすのに便が出ない症状もみられます。

エイズ(HIV)

エイズは、「HIV」というウイルスに感染して起こる病気です。
HIVに感染すると免疫力が低下し、あらゆる病気にかかりやすくなります。

主な感染経路は、性行為、注射の使いまわし、母子感染の3つです。
HIVは体の外に出ると感染力をなくすため、風呂や便器などの日常生活で感染することはありません。

HIVの症状は、感染してから以下のように変化します。

■感染初期(感染から2~4週間)
・のどの痛み
・発熱
・だるさ
など

■無症状期(数年~10年)
症状なし

■エイズ発症期
・下痢
・寝汗
・急激な体重減少
など

エイズ発症期になると、病原性の弱い細菌やウイルスにも感染しやすくなります。
これによって呼吸困難や肺炎、腸炎など様々な症状が現れるのです。

性病治療薬の入手方法

性病の治療薬は、病院で診察を受ける方法、通販を利用する方法のどちらかで入手できます。
どちらが良い悪いではなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。
具体的な入手方法は、次の項目でみていきましょう。

病院

性病の治療薬は、基本的に病院でのみ入手できます。
カンジダなどの一部の薬は市販されていますが、それ以外は薬局・ドラッグストアでは市販されていません。
症状をすぐ治したい場合や、不安で医師に相談したい場合などに向いている方法です。

なお、病院処方のメリットとデメリットは以下の通りです。

■メリット
・医師に直接相談できる
・薬をすぐ入手できる

■デメリット
・診察代、検査代など費用がかかる
・医師に性器を見せる必要がある
・病院へ行くのに手間がかかる
・病院で知り合いに会うかもしれない

医師の診察を受けるため、安全性の高い方法です。
しかし、何らかの理由で病院へ行くのに抵抗がある方もいるでしょう。
そんな方には、次で紹介する通販で入手する方法がおすすめです。

通販(個人輸入)

性病の治療薬は、通販でも入手できます。
通販といっても、個人輸入という海外から輸入する方法です。
自分で輸入すると面倒ですが、ネット上には輸入手続きを代行してくれるサイトが多数あります。
このような代行サイトを利用することで、通常の通販のように薬を入手できるのです。

通販のメリットとデメリットは以下の通りです。

■メリット
・診察代や検査代がかからず、安く入手できる
・誰にも知られずに済む
・いつでもどこでも手軽に注文できる

■デメリット
・海外から輸入するため、届くのに時間がかかる
・診察を受けないため、使用は自己責任
・悪い代行サイトもある

通販を利用する際は、信頼できるサイトを利用することが大事です。
代行サイトの見分け方に関しては、次の項目で紹介します。

個人輸入の代行サイトについて

代行サイトの中には、詐欺などを行う悪質なサイトもあります。
このような被害に遭わないためには、信頼できるサイトを選ぶことが大切です。
詳細は次の項目でみていきましょう。

安心なサイトの条件

信頼できるサイトの条件は、以下の通りです。

・運営者情報が掲載されている
代行サイトに限らず、通販サイトには販売会社名や責任者名などを記載しなければならない規則があります。
一般的にサイト下部にある「特定商法取引表記」という項目に載っているため、サイト内を探してみましょう。

・運営歴が長い
運営歴が長い=利用者に長く利用されているということです。
運営実績があるため、信頼性は高いと言えます。

・利用者にとって便利なサービスが備わっている
電話対応や荷物の追跡サービスなど、利用者にとって便利な機能があるサイトは良心的といえます。
実際に問い合わせてみて、対応が早いか、丁寧か確認してみるのもいいでしょう。

サイトを利用する際は、これらの条件に当てはまるか確認しておきましょう。
なお、条件に当てはまる以下のサイトは、信頼性が高くおすすめです。

・お薬なび
・ベストケンコー
・ライフパートナー

危険なサイトの特徴

危険なサイトの特徴は、以下の通りです。

・商品詳細が適当
薬の説明が適当なサイトは、信頼性が低いです。
効果や使い方は、使用する上でも必要な情報なため、丁寧に書かれたサイトを利用しましょう。

・商品の写真がない
商品の写真がない場合は、実際に取り扱っていないからかもしれません。
お金だけ払わせて、商品を送らない詐欺の可能性があります。

・値段が安すぎる
何事にも安さには理由があります。
他のサイトと比べてあまりに安すぎる場合は、利用を避けたほうが良いでしょう。

・悪い評判や口コミが目立つ
詐欺などを行っているサイトは、自然と悪い口コミも集まるものです。
サイトを利用する前に、「サイト名 詐欺」「サイト名 偽物」などで検索してみましょう。

・高いレビューばかり
多くのサイトで、薬のレビューが表示されています。
高いレビューばかりの薬は、裏で操作している可能性があります。

代行サイトを利用する際は、上記にあてはまる項目がないか必ずチェックしましょう。